お山に登った日

その日は朝から不思議な日で、日課のジョギングの後、マリートさんと一緒に帰ってくる道すがら、まだ昨日の夜が終わっていない欧米人二人。かなり背が高くて、見た感じもきちんとしているけれどいい感じな酔いっぷり。

大きな道路の交差点向こうから、ニコニコしながらやってきて、「ありがとうございます!」「素晴らしいです!」と両手を胸で組み、跪いて二人並んでお礼を言われる。

「Have a good day!」と言ってお別れして、いいろいろな方いるのねぇと言っていると、マンションのそばで大きな男の人が休みのオフィスビルの前でお茶を飲んでいてニコニコとこちらを見ている。軽く会釈をして通り過ぎようとすると、マリートさんに話しかけ出して少し雑談。時間は朝の7時ごろ。


朝食をすませるとマリートさんが以前から時々話題になっていた山に登ろう!と言い出す。

もう8キロ走ったり歩いたりした後なんだけど・・・と思いつつ、出かけることに。

お昼前に到着して、細い道をただひたすら登る。昔山男のマリートさんが足を何度も滑らせる。休み休み頂上に。

いつも登るお山は三輪山なので、こんなに何も感じないお山もあるのだ・・・と驚きつつ。大津皇子のお墓に到着して、皆に慕われ、文武に秀でた彼が若くして亡くなったことに思いを馳せつつお参り。

そこから程なくで雄山山頂に。ちょうどいいベンチがあったので、出がけに買っておいたドーナツとコーヒーで一休み。

ちょうど後ろのベンチに中年カップルがお弁当を食べていたのだけれど、女性の方が私をひどく睨みつけている。マリートさんは、僕みたいな人と一緒にいるから羨ましいんだよという。(ちょっと自信過剰気味、笑)


そこから當麻寺に降りるつもりで稜線をチェックしつつ降りる。マリートさんは方向感覚も優れた元山男だし、当然、サイトもチェックしてきている。なのになぜか道なき道を歩く。

鳥の鳴き声なんかが不穏になったのは一瞬だけで、何度かマリートさんは戻る選択肢もあげつつ、結局沢を伝って下山する。

いよいよマリートさんがダメかも、と言い出したら、とても大きな黒い蝶が大丈夫と言わんばかりにふわりっと飛んだので、前を見ると建物が見える。

ようやくたどり着いたのは當麻寺とは数キロ離れた屯鶴峯の入り口あたりの産廃業者の建物の裏。180度全く違うところに降り立っていた。マリートさんはありえないと絶句。よく戻ることなく無理やり下山できたなとも思う。

マリートさんが、時空が歪んでいた、というように、お山で撮った写真はすべてGPSがぐちゃぐちゃでとんでもないことになっている。電波もないところだから仕方ないのだけれど。


歩いている時に、最近つけている、ヒマラヤの石と私のお守りが前後を逆にしろとうるさいので、守護神の女神様を胸元に向けて歩く。

ようやく普通の一般道に出たところでまた大きな黒い蝶がふわりと飛ぶ。

黒い蝶は冥王星の使いとも神様の使いとも神域に入って無事に綺麗が終わった時によく見かけるともいう。とにかく、サポートされていることを強く感じる存在。

前回、下鴨神社の糺ノ森で散策している時に会った以来。


ようやく這々の体で自宅にもどり、住吉大社の塩で頭などを清めると胸が悪くて吐き気がする。すぐに浄化のために入浴。長年愛用しているフェイシャルスクラブ通称”タンドリーチキン”が実は邪悪なものにはとても威力を発する。それを浄化後に何気なくつけたら気がつかないうちにえらく攻撃されていたらしく、その悪いのが一斉に全部取れてくれた。

山頂での女性が一体何かも同定でき、それがきっかけで生き霊からの長らく続く攻撃も跳ね返すことができて、結果オーライな感じでした。

それにしても体も魂も疲れた1日でした。

ハートのチャクラへの攻撃、圧迫が止まった途端に声がすっきり通るようになって驚きました。

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